もっと深くお客様を想像して

1.難航する工場探し

日本で服を作るツテなどがなかった私たちは、ネットで調べて見つかった工場や会社に片っ端から電話やメールで『服を作ってくれないか』と営業をしました。

もちろん最初からすんなりいく訳がないとは分かってはいましたし、覚悟もしていました。

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しかし、素人主婦2人で日本製の服が作りたい。

これだけで仕事を引き受けてくれる所なんてありません。

しかもコロナ禍、いろんな業種が苦境に立たされており、アパレル業界も大手ブランドが撤退するなど、この時期に素人の主婦2人にあいそれと良い返事をくれる会社はなくて当然です。

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電話で営業をする中で、厳しいお言葉をいただいたこともありました。

電話を切った後、悲しいのか悔しいのかよく分からない涙を流した時もありました。

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そんなふうに工場探しが難航する中、こんな飛び込みの数打ちゃ当たるみたいな営業だからダメなんじゃないか。

思いだけでなく具体的に、私たちの作りたい服・ブランドを私たち自身で言葉にして相手に真摯に伝えることが必要だと、2人で話し合う機会を持ちました。

2.ペルソナ

私たちが作る服を着て欲しい、未来のお客様

saiのペルソナを徹底的に二人で出し合いました。

(この時点ではブランド名はまだ決まっていませんでしたが)

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ペルソナとは、実際にその人物が実在しているかのように、年齢・性別・居住地・職業・役職・年収・趣味・価値観・家族構成・生い立ち・休日の過ごし方、ライフスタイル……などリアルな情報を設定していくことです。

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その作業を経て、saiは

自分の時間があり余裕のある女性(自分磨き・自分軸)子育てがひと段落し地に足をつけて過ごしている女性へ向けて、今を大切に自分らしく、ありのままの自分で心地よく過ごす。自愛。

上品でかつ力を抜いたデザインでヘルシーな女性へ、

日常に繊細な彩りを

というブランドコンセプトを明確にしました。

この、繊細のサイと彩りのサイ、からブランド名をsai としました。

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早速仕事の早い三木がこのブランドコンセプトをもとに、新ブランド企画書を作成してくれ、それを工場や会社に伝える、という営業を電話やメールで行いました。

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心折れそうな時もありましたが、今できることはやれたしあとは先方からのアクションを期待して待とう・・・

そう気持ちを切り替えてしばらく静かな日々を過ごしていました。

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突然の知らない人からの連絡

続きはまた次の記事に・・・続く