繋いでもらえたご縁
1.突然の電話
私たちの、服を作りたい思いを企画書にし工場や会社さんに営業をしていた日から、少し経ったある日。
突然の知らない人からの電話
と言うとすごく変に聞こえてしまいますが、私からするとまさに当時は文字通りの心境でした。
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お電話をくださったのは、メールで服作りへの思いを送ったとある企業の社長さんからで、まさか社長さん自らお電話をいただくとは思っていなかったのでビックリし、同時にすごく期待もしていました。
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しかし、社長さんの答えは『No』
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ですが、私たちのやりたいと思っている事には賛同してくださり、
うちでは出来ないけれど、僕の友人の会社に話をしたら、とても面白いと言っているからぜひ紹介してあげるよ、と別の会社に繋いで下さったのです。
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その会社が、一番初めのワンピースを作って下さることになった、また、今でもsaiで定番で人気のフレアTシャツシリーズを作って下さっている会社です。
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このように繋いで下さったありがたいご縁でsaiの服を作ってもらえる会社に、より詳細な企画書を持って顔合わせに伺うことが決まったのが2020年の10月でした。
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2.プレゼン
その会社は、繊維産業で知られる愛知県一宮市にありますので顔合わせ当日は三木も神戸から来てくれました。
(当時11歳、8歳、3歳の子供が居ながらも駆けつけてくれ有難かったです)
企画書を持ってプレゼンをするのも初めてですし、とにかく当日は二人ともガチガチに緊張していたのを覚えています。笑
2020年10月23日当時の懐かしの写真,プレゼン後で笑顔.
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この会社は聞いたらすぐわかるような某有名ファッションブランドの服も作っており、実際今まで私たちのような個人との仕事をした事例がないそうです。
ですが、素人主婦の話を真剣に聞いてくださり、また、それを
面白そう!こんなご時世だし僕たちも新しいことに挑戦してみたいから!
とおっしゃって頂けたのです。
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コロナ禍のアパレルブランドが撤退していく中で、服を作る工場も稼働が少なくなり、今では防護服を作っている、と当時聞きましたので
通常なら私たちのような個人の服を作るのを受けていない工場もコロナ禍だからこそ進行して頂けたと言う側面もあると思います。
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繋いでいただいたご縁と、応援してくださり一緒に新しいことに挑戦して下さることに本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。
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いよいよ洋服作りへ
続きはまた次の記事に・・・続く